環境制御小角X線散乱法による角質間脂質のナノ構造定量的評価

角質間脂質の周期構造を湿度コントロール下で評価ができます

環境制御小角X線散乱法の特徴

小角X線散乱法による環境制御下でのナノサイズの周期構造を解析できます。薬物の経皮吸収の浸透に相関のある、角質間脂質の周期構造を湿度コントロール下で評価できます。

*測定条件測定環境: 大気中・液体中
     ・温度制御: -80~600℃
     ・雰囲気 : 不活性・調湿状態

X線小角散乱分析結果

・吸水率の変化
  強度の変化のみで全体のピーク形状は
  変わらず (規則性が保たれている)

・界面活性剤の添加
  ピーク形状そのものが変化
  (規則性が失われている)

      ↓

この界面活性剤が角質間脂質部まで浸透
=肌に影響する可能性を示唆

ご協力:日本大学薬学部 伴野和夫教授  古石誉之助手

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