アコースティック・エミッション法によるSi系負極の「割れ」解析

電池内部の現象をリアルタイムで捉えます

アコースティック・エミッション (AE) 法

リチウムイオン電池内部で起きる活物質の割れ、ガス発生等に伴って、弾性波 (AE波) が発生します。AEセンサーによってこれらの弾性波を捉えることにより、電池内でのAEイベント発生をリアルタイムで検出することが可能です。

Si薄膜電極リアルタイムAE測定

充放電中のAE測定によって、AEイベント発生のタイミングを特定できます。さらに周波数解析によって、ガス発生由来と考えられる低周波のAE信号、活物質割れ由来と考えられるAE信号それぞれの発生頻度の解析が可能です。

充放電前後のSi薄膜電極 表面観察

AE測定で観測されたAEイベントの詳細は他分析手法によって検証可能です。SEM観察の結果、1st充電後と比較して、1st放電後では微細な割れが非常に多く見られました。これはAE測定において、1st放電中に高周波のAE信号が多く観測された結果と一致します。

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