電池材料を大気に曝さず分析・観察することが可能です
XRDによる充電グラファイト負極の大気暴露前後における結晶構造変化
大気暴露により、LiC6, LiC12といったステージ構造が消失し、GraphiteやLiOHが観測されました。
FIB-SEMによる充電グラファイト負極断面の大気暴露前後における形態変化
大気暴露により、電極の膜厚が増加し、表面に付着物も観察されました。
XPSによる充電グラファイト負極表面の大気暴露前後における化学結合状態変化
大気暴露により、試料表面においてLi化合物の割合が増加し、それらはLiOH, Li2CO3, Li2Oと推測されました。これらのことから、大気暴露により、LiC6からLiが抜け、大気中の水や酸素、二酸化炭素と反応し、試料表面にLiOHやLi2O、Li2CO3が生成したと推測されます。
リチウムイオン二次電池の大気非暴露分析フロー
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