リチウムイオン二次電池の分析前処理技術

最適な前処理技術により、整合性のあるデータをご提供します。

分析前処理の重要性

リチウムイオン二次電池には様々な材料が用いられております。また、電解液の分解に起因し、SEIやガスも生成し、気体・液体・固体といった様々な状態がセル中で混在しています。整合性のあるデータを取得するには、最適な前処理技術が必須です。

ガス回収

特徴:真空開封採取法により、微量ガス成分の検出・ガス量の把握が可能

対応可能セル:円筒型 (18650)、ラミネート (形状限定)、コインセル

電解液回収

特徴: 遠心抽出法により、原液を均一に回収可能
電解液の物性値測定 (粘度・電導度等) が可能

対応可能セル: 円筒型 (18650)、角型 (形状限定)、ラミネート (形状限定)

セル解体

特徴:様々な形状のセルの解体が可能、立会での解体が可能
対応可能セル: コイン型 (2016, 2024, 2032)、円筒型 (18650, その他)、角型 (モバイル用、車載用、その他)、ラミネート (各種)

大気非暴露搬送

特徴:試料を大気に曝さずに搬送が可能、数多くの手法で対応が可能
対応可能分析手法: XPS, HAXPES, AES, OM, SEM, FIB, TEM, Raman, FT-IR, SPM, インデンテーション, XRD, XAFS, 固体NMR, DSC

溶媒抽出

特徴:SEI抽出液の詳細な構造情報の取得が可能
電極全体での定量的な評価が可能

対応可能分析手法:溶液NMR, LC-MS, IC-MS

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