多孔質体/粉体の性状分析

機能性評価の指標として粉体の性状を分析することが有効です

材料・評価項目による各種測定法

多孔質体や粉末材料の機能性を評価するには粒径分布や細孔分布、それに伴う表面積などの把握が重要です。当社ではセラミックスや活性炭、排気ガス触媒などの材料に対して各種装置を取り揃え測定を実施してきました。
近年は二次電池の開発に伴い、カーボン粉・不織布・フィルター・粉末の塗工物などの評価も行っています。

各測定法の特徴

●細孔分布測定
水銀圧入法:水銀を細孔内に圧入させ、圧力と径の相関関係から分布を求める測定法です。
ガス吸着法:不活性ガスを細孔に物理吸着させ、得られる吸着等温線から細孔分布を求めます。

●粒度分布測定
レーザー回折法:レーザー光の回折からMie散乱理論によって粒径を求めます。
動的光散乱法 :粒子のブラウン運動によって生じる散乱光のゆらぎから粒径を求めます。

●比表面積測定
不活性ガス (多くはN2) を物質の表面に物理吸着させ、その量からBET理論により表面積に換算する測定法です。

多点法:真空下から段階的にガスを吸着させる測定法です。クリプトンを用いて高感度測定も可能です。
流動法:一気に吸着させた吸着量をTCDによって直接測定する簡易測定です。短時間での測定が可能です。

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