1.残留応力の影響
圧延加工やプレス加工、鋳造や溶接、熱処理など様々な加工や処理により、引張や圧縮の残留応力が発生します。この残留応力は製品の損傷、劣化、破壊、形状精度に影響を及ぼすことが多く、残留応力の測定は重要です。

2.鋼板せん断加工部の残留応力測定
打ち抜き時の残留応力を調査するために、せん断加工部の測定を実施しました。その結果、円周方向の残留応力は引張方向の応力が増大し、500~800μm付近が最大となっていました。また、せん断応力についてはほぼ一定となっていました。

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