N-ARC法 / イメージングIRを用いた溶着界面の状態観察

溶着状態を明らかにして、信頼性の高い溶着条件へ導きます。

溶着部のN-ARC法観察と結晶性・配向評価 (イメージングIR) 結果

品質が高い溶着界面には、力学的な傾斜構造 (連続構造) の形成が望ましいと考えられます。赤外線溶着界面には不連続構造と考えられる配向を伴った“脆弱層”が認められ、溶着強度が高くなる因子として、溶融層周辺の配向の緩和が寄与していることが分かりました。

下図にN-ARC法観察結果とイメージングIR法測定結果を示します。N-ARC法からは、破壊が赤外線溶着品では溶着層中央の脆弱層から、赤外線振動溶着品では溶着界面層/母材界面から発生したことがわかりました。一方、イメージングIR法では、溶着界面の結晶性は低下し、赤外線振動溶着の界面に配向の緩和を確認しました。

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