エバネッセント波を利用したATR (全反射) 法は、ATR結晶に試料を密着させ試料表面の官能基情報を得る手法です。測定深さは、ATR結晶の材質と入射角で変わりますが0.2~5μmの範囲です。加熱ATR法では、表面官能基の温度変化を利用して、高分子材料表面の熱履歴を調査できます。
ATR法・加熱ATR法による表面分析
ATR (全反射) 法は、ATR結晶に試料を密着させ試料表面の官能基情報を得る手法です。測定深さ (エバネッセント波の潜り込み深さ) はおおよそ0.2~5μmの範囲です。さらに加熱ATR法では、温度による表面官能基の状態変化から高分子材料表面の熱履歴を分析できます。
